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ITエンジニアの年収相場【2026年】|25職種の提示年収と、年収を決めている本当の要因

最終更新日:  / 著者:Direct type編集部  / 監修:中嶋 千博(キャリアアドバイザー)

この記事でわかること

  • ・ITエンジニア25職種の求人提示年収(520万円〜978.5万円)
  • ・同じ職種でも最大2.11倍の差がつく理由
  • ・年収1,000万円に届く職種は25職種中10職種だけ
  • ・自分の年収が上がらない原因の見つけ方
  • 注意:掲載しているのは企業が求人票で提示している金額です。実際に支払われている額の平均ではありません。求人は首都圏中心です

ITエンジニアの求人提示年収は、職種によって520万円から978.5万円まで開きがあります。 さらに、同じ職種名の中にも2倍以上の差があります。

以下はDirect typeが求人データ数万件を集計した実数です。まず自分の職種を探してください。

1. ITエンジニア25職種の求人提示年収

ITエンジニアの求人提示年収は、最高がテックリードの978.5万円、最低が汎用機エンジニアの520万円。その差は458.5万円です。以下はDirect typeが求人データ数万件を集計した実数です。

表1:ITエンジニア職種別 求人提示年収(Direct type独自調査/2026年6月調べ/単位:万円)
職種 平均 下限 ─ 上限
1 テックリード 978.5
6971,260
2 AI・機械学習・NLPエンジニア 917.5
6661,169
3 プロジェクトマネージャー 865.5
6361,095
4 プロダクトマネージャー(PdM) 842
6341,050
5 社内SE 829.5
6231,036
6 データサイエンティスト 829.5
5981,061
7 SRE・DevOpsエンジニア 825.5
6071,044
8 フルスタックエンジニア 813.5
6201,007
9 iOS・Androidエンジニア 799
5281,070
10 バックエンドエンジニア 784
5041,064
11 クラウドエンジニア 770
598942
12 データベースエンジニア 767
549985
13 プロジェクトリーダー 760.5
587934
14 プリセールスエンジニア 735
566904
15 QAエンジニア 718
513923
16 システムエンジニア 708
512904
17 サーバ設計・構築 700
540860
18 セキュリティエンジニア 700
600800
19 ネットワーク設計・構築 672
479865
20 フロントエンドエンジニア 670
504836
21 組込みエンジニア 646
478814
22 サーバ運用・保守 634.5
473796
23 テクニカルサポート 585
469701
24 ネットワーク運用・監視 580
460700
25 汎用機エンジニア 520
340700

横軸スケール:300万円〜1,300万円/縦線は平均提示年収

出典:Direct type独自調査「2026年上半期 ITエンジニア職種別 求人提示年収」(typeブランドが保有するITエンジニア求人データ数万件規模を独自集計/2026年6月調べ)。求人票の提示中央値の下限・上限を算出。

この表の読みどころ

1. 同じITエンジニアでも職種によって年収提示額に458.5万円の差がある。テックリード978.5万円に対し、汎用機エンジニア520万円。職種の選択だけで倍近く変わります。

2. 「設計・構築」と「運用・監視」で明確に分かれる。サーバは設計・構築700万円 vs 運用・保守634.5万円。ネットワークは設計・構築672万円 vs 運用・監視580万円。同じ技術領域でも、工程が違えば年収が変わります。

3. マネジメント職が最上位ではない。1位のテックリード978.5万円は、プロジェクトマネージャー865.5万円を113万円上回ります。管理職にならなくても最高レンジに届くということです。

2. 年収を決めているのは職種ではなく「解決できる課題の難易度」

年収を決めているのは、職種でも技術スタックでも経験年数でもありません。解決できる課題の難易度です。同じ職種名でも、下限と上限では任される仕事がまったく違います。

表2:同一職種内の年収レンジ(Direct type独自調査/単位:万円)
職種 下限 上限 上限÷下限
バックエンドエンジニア5041,0642.11倍
iOS・Androidエンジニア5281,0702.03倍
汎用機エンジニア3407002.06倍
ネットワーク設計・構築4798651.81倍

下限(400〜500万円)付近

指示された通りに動くシステムを保守・開発する。仕様が決まっており、実装の正しさが評価対象になる。

上限(1,000万円超)付近

誰も仕様がわからないレガシーシステムを刷新する。組織の技術力を底上げする。何を作るべきかから決める。

上限レンジに到達するITエンジニアの3要件

1. 事業貢献。
「何を作るか、なぜ作るか」を経営陣に説明し、他部署を巻き込んで完遂させる力。

2. 技術的リーダーシップ。
その人が入るとチーム全体の生産性が上がるか。技術選定、負債の解消、後進の育成など。

3. 問題解決力。
正解のない課題に仮説を立てて形にする力。障害時に構造的な原因まで突き止め、再発防止までやりきれるか。

3つとも、個人の実装力の話ではありません。周囲や事業を動かせるかが基準です。

補足:言語やフレームワークの選択では決まりません

「年収が高いプログラミング言語」というランキングを見かけますが、下限504万円のバックエンドエンジニアと上限1,064万円のバックエンドエンジニアは、どちらも同じような言語で書いています。差を生んでいるのは言語ではなく、上で見た課題の難易度です。

高年収の言語に差が出るのは、その言語を採用している企業群の給与水準が高いからです。測定されているのは言語の価値ではなく、企業の性質です。現在の会社で新しい言語を書き始めても、給与テーブルが変わらなければ年収は動きません。

3. 「大したことない」と思っている経験が、実は評価対象です

普段やっている工夫の多くが、実は「事業貢献」「技術的リーダーシップ」「問題解決力」という、上限レンジで求められる3要件に当てはまります。やっていないのではなく、書けていないだけです。

4. 年代別に見た給与の動き

情報通信業の給与は20代後半から30代前半にかけての伸びが最大(月6万2,100円増)です。一方、40代後半から50代前半では月1万700円増まで鈍化します。伸びが止まる原因は年齢ではなく、担う役割が変わらないことにあります。

表3:情報通信業の年齢階級別 所定内給与額(令和6年・男女計・月額)
年齢階級 所定内給与額(月額) 前の階級からの伸び
20〜24歳24万9,100円
25〜29歳28万7,700円+3万8,600円
30〜34歳34万9,800円+6万2,100円
35〜39歳39万900円+4万1,100円
40〜44歳43万9,500円+4万8,600円
45〜49歳47万4,500円+3万5,000円
50〜54歳48万5,200円+1万700円
55〜59歳52万500円+3万5,300円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」第5-1表(情報通信業・男女計)。所定内給与額は残業代等を含まない6月分の月額です。年収ではありません。

1. 20代後半から30代前半の伸びが最大です(月6万2,100円)。
実務3〜5年で「一人で任せられる」水準に達し、市場価値が上がる時期にあたります。

2. 40代後半から50代前半で伸びが鈍化します(月1万700円)。
この時期に差がつくのは、役割が変わったかどうかです。実装専任のままだと、経験年数が給与に反映されにくくなります。

この表は年収ではなく月額です。また情報通信業全体の数値であり、ITエンジニアに限定したものではありません。職種別の年収相場は表1をご覧ください。

5. 企業タイプと担当工程による差

同じスキルでも、所属する企業タイプで年収は変わります。ただし企業タイプより「担当工程」の方が効くこともあります。設計・構築と運用・監視では65万〜92万円の差です。

表4:企業タイプ別の年収傾向
企業タイプ年収傾向構造
外資系IT最も高い実力主義。成果連動の比率が高い
メガベンチャー・自社開発高い事業の収益がそのまま原資
ITコンサル・SIer(元請)高め上流工程の付加価値が乗る
受託開発中程度見積り金額に上限がある
SIer(下請)・SES低め中間マージンで目減りする

6. 年収1,000万円に届きやすい10職種

求人提示年収の上限が1,000万円を超えるのは、25職種中10職種。フロントエンドエンジニア(上限836万円)やセキュリティエンジニア(上限800万円)といった職種では、1,000万円を超えるために単にスキルを伸ばすだけでなく、戦略的なキャリア形成が必要になるでしょう。

上限1,000万円超の10職種:テックリード、AI・機械学習・NLPエンジニア、プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー、社内SE、データサイエンティスト、SRE・DevOpsエンジニア、フルスタックエンジニア、iOS・Androidエンジニア、バックエンドエンジニア

もし年収1,000万円超えを目指すなら、求人提示年収の上限が1,000万円を超える職種にキャリアチェンジ、という判断が選択肢にあがります。一方で年収800万円であれば、求人提示年収の上限に収まっている職種が多いため、職種を変えずに給与アップを狙っていくやり方もあります。まずは自身の年収目標を決め、今の職種で到達可能か確認したうえで、キャリアプランを計画してみてはいかがでしょう。

7. 年収が頭打ちになる3つの理由

年収が伸び悩む要因は、大きく「伝え方=アピールの仕方」「役割=業務の中で期待されている役割」「構造=業界や会社の限界値」の3つに分類できます。それぞれの要因によって取るべき対策はまったく異なるため、まずはご自身がどれに当てはまるかを見極めることが重要です。

表5:年収が頭打ちになる原因の分類と対処可能性
種類内容現職で解決できるか
伝え方の問題貢献を金額で語れていない/実績を記録していない/交渉していないできる
役割の問題業務内容が実装のみに限定されており、判断を伴う仕事に関わっていない交渉次第。社内異動もしくはプロジェクト変更できれば可能
構造の問題給与テーブルが市場に追いついていない/下請け構造にいる/工程が下流に固定されている環境を変えるしかない

8. あなたが取るべき行動を決めるフロー

①相場と比べる → ②直近2年で役割が変わったか → ③今後の見込み の順で考えていくと、この先のあなたの取るべき行動が見えてきます。

Q1. 表1で自分の職種の平均提示年収と現年収を比べて、下回っているか?
  ├─ No  → 相場通り。3要件を満たして上限レンジを目指す
  └─ Yes → Q2へ

Q2. 直近2年で、担当する工程や役割が変わったか?
  ├─ Yes → 「伝え方の問題」の可能性。実績の言語化と交渉から
  └─ No  → Q3へ

Q3. 今後2年で、上流工程や判断を伴う役割に就ける見込みはあるか?
  ├─ Yes → 「役割の問題」。現職で役割を広げることに注力
  └─ No  → 「構造の問題」。環境を変えることが根本的な解決策

Q4. 目標年収は1,000万円以上か?
  └─ Yes → 上限1,000万円超の10職種に自分の職種が入っているか確認

9. あなたの適正年収を知るための方法

給与統計も求人票の平均年収も、あくまで統計データの話であって、あなたの適正年収が明確にわかる情報ではありません。あなたの市場価値を知るためには、実際に企業から年収提示を受ける必要があります。

Direct typeに職務経歴を登録すると、あなたの経歴に関心を持った企業からスカウトが届きます。書類選考なしで会いたいと判断された場合は「面接確約スカウト」、選考前にまず話したいという場合は「カジュアル面談OKスカウト」が届きます。登録して待つだけで、転職を決めていなくても構いません。(Direct typeはスカウト型のため、応募して初めて企業とのやり取りが始まります)

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この記事のまとめ

  • ・Direct type独自調査ではITエンジニアの25職種の求人提示年収は520万〜978.5万円
  • ・職種間の最大差は458.5万円(テックリード978.5万円 vs 汎用機エンジニア520万円)
  • ・同じ職種の中にも最大2.11倍の開きがある。決めているのは解決できる課題の難易度
  • ・上限レンジの要件は事業貢献・技術的リーダーシップ・問題解決力。個人の実装力ではない
  • ・年収1,000万円の上限を持つのは25職種中10職種
  • ・年収が頭打ちになる要因は伝え方・役割・構造の3つに分解できる。対処法が異なるため、まずは要因を特定することからスタートする
  • ・最終的に必要なのは自分に提示される実額。相場では判断できない

ITエンジニアの年収に関するよくある質問

Q

ITエンジニアの平均年収を示す公的統計はありますか?

A

「ITエンジニアの平均年収」を直接公表している公的統計は存在しません。厚生労働省の賃金構造基本統計調査は月額の給与額のみを公表しており、年収は公表していません。国税庁の民間給与実態統計調査は年収を公表していますが、全業種の平均(令和6年分で478万円)でありIT業界に限定されていません。経済産業省のIT人材に関する各国比較調査はIT人材に特化していますが、2016年6月の調査です。そのためDirect typeでは、求人票の提示年収を独自集計して公開しています。

Q

ITエンジニアが属する情報通信業の給与は、他の産業と比べて高いですか?

A

高い水準です。厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、情報通信業の所定内給与額は月39万1,000円で、全産業計の月33万400円を6万600円上回っています。産業別では、電気・ガス・熱供給・水道業(43万7,500円)、金融業・保険業(41万600円)に次ぐ第3位です。なお所定内給与額とは、残業代等を含まない6月分の月額を指します。

Q

ITエンジニアで最も年収が高い職種は何ですか?

A

Direct type独自調査では、テックリードの平均提示年収978.5万円が最も高くなっています。2位はAI・機械学習・NLPエンジニアの917.5万円、3位はプロジェクトマネージャーの865.5万円です。テックリードがプロジェクトマネージャーを113万円上回っており、マネジメント職に進まなくても最高レンジに到達できることを示しています。

Q

Direct typeの求人提示年収データは、実際に支払われている額ですか?

A

いいえ。Direct typeが公開している求人提示年収は、企業が求人票で提示している金額(提示中央値の下限・上限)です。実際の入社時年収は、経験・スキル・交渉によってこのレンジ内で決まります。自分がレンジのどこに入るかは、実際に提示を受けるまで分かりません。

Q

ITエンジニアは同じ職種名なのに年収差が大きいのはなぜですか?

A

解決できる課題の難易度が違うためです。Direct typeの調査では、バックエンドエンジニアの下限504万円と上限1,064万円で2.11倍の開きがあります。下限レンジは指示された通りに動くシステムを保守・開発する仕事、上限レンジは誰も仕様がわからないレガシーシステムを刷新する仕事です。技術スタックの新しさや経験年数ではありません。

Q

Direct typeは転職を決めていなくても利用できますか?

A

はい。Direct typeはスカウト型の転職サービスのため、職務経歴を登録して待つだけで、あなたの経歴に関心を持った企業からスカウトが届きます。どんな企業が、どのポジションで声をかけてくるかを知ること自体が、市場価値の確認になります。転職の意思が固まっていない段階でも利用でき、求職者の利用は完全無料です。

Q

Direct typeで年収は上がりますか?

A

Direct type経由で転職が決定した会員の年収アップ率は121%です(2026年1〜4月/転職後年収÷転職前年収の平均/当社調べ)。ただしこれは平均値であり、すべての方の年収が上がることを保証するものではありません。

Q

40代からでもITエンジニアの年収は上げられますか?

A

可能です。厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査では、情報通信業の所定内給与額は50代前半(月48万5,200円)まで上昇し続けます。ただし40代後半から50代前半の伸びは月1万700円と鈍化するため、伸ばし方が変わります。実装力より要件定義・技術選定・育成といった判断を伴う役割への移行が鍵になります。業務ドメイン知識と調整経験は、若手にはない強みとして評価されます。

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